はじめに
前回のブログでは、定期の資産報告と不動産投資について解説を行いました。今回のブログでは、定期の資産報告と暗号資産(仮想通貨)の取引についての解説を行っていきます。
暗号資産(仮想通貨)について
今回のブログにおいては、投資における一つの選択肢である「暗号資産(仮想通貨)」とはどのようなものなのかについて説明していきます。
暗号資産とは、デジタル形式で存在する電子通貨のことを指します。一般的には、ブロックチェーンと呼ばれる技術を基盤としています。暗号資産は、中央銀行や政府による管理を受けないため、国際的な取引や送金に利用されることがあります。代表的な暗号資産としては、ビットコインやイーサリアムなどがあります。
暗号資産の種類
代表的な暗号資産としては、次の4つが挙げられます。
- ビットコイン
- イーサリアム
- リップル
- バイナンスコイン
ビットコイン
ビットコインとは、最初に登場した暗号資産であり、暗号化技術を用いた分散型のデジタル通貨です。
イーサリアム
イーサリアムとは、ビットコインよりも多機能なプラットフォームで、スマートコントラクトと呼ばれる自己実行型の契約を実行することができます。
リップル
リップルとは、金融機関間の国際送金を容易にすることを目的とした暗号資産であり、リップルプロトコルと呼ばれる技術を使用しています。
バイナンスコイン
バイナンスコインとは、暗号資産取引所のバイナンスが発行した通貨で、取引手数料の支払いや割引を受けるために使用されます。
暗号資産取引のメリット・デメリット
ここからは、暗号資産取引におけるメリットとデメリットについてまとめていきたいと思います。
暗号資産取引のメリットとしては、高いリターンの可能性があるということが挙げられます。暗号資産市場は価格変動が激しいため、短期間で高いリターンを狙うことができます。
その他のメリットとしては、暗号資産は分散化されたネットワークに基づいているため、金融システムの変化に対する保険となる点もメリットの一つとして挙げられます。
暗号資産取引のデメリットとしては、価格が不安定であることが挙げられます。暗号資産市場は極めて変動的であり、価格が急激に変動することがあります。大きい利益を得られる可能性があるのと同様に、大きな損失を被るリスクも存在します。
その他のデメリットとしては、一部の暗号資産は正確な情報を入手することが難しい場合があること、暗号資産市場は発展途上であり詐欺や信用不足などの問題を抱えていることがあるという点が挙げられます。
今回は、暗号資産の種類とその取引におけるメリット・デメリットについて分かりやすくまとめました。暗号資産取引は大きなリターンを得ることができる可能性がある代わりに、大きな損失を生むこともあるということが分かりました。暗号資産には正確な知識を持って付き合っていくことで、今後うまく活用できる場面が出てくるかもしれないと考えました。
30年の投資経験を持つ父からのコメント
先に結論を言いますと、現時点では暗号資産(仮想通貨)はメインの投資対象にはなりにくいです。ギャンブル的要素を求めて、総資産の数%の投資にとどめておくのが精一杯です。
新しいものを否定する気は全くないのですが、それでも株式投資と比べて圧倒的に実績が不足しているのが最大の問題です。ギャンブルや遊びとしてならともかく、将来のための資金の大部分をつぎ込むのはあまりにも危険すぎます。
また、暗号資産は、税制面でも大きな問題を抱えています。通常、暗号資産による利益は雑所得に区分されます。総合課税となりますので、雑所得はその他の所得(給与所得や事業所得など)と合算され、超過累進税率が適用されます。
利益を出せば出すほど税率が上がり、最高税率は55%(住民税を含む)にもなります。大きなリスクを取って暗号資産に投資し、その結果として得られた利益に対してこれだけの税金がかかるとなると、リスクを取る価値があるのかどうか疑問に思えます。
これに対し、株式投資による利益は譲渡所得や配当所得に区分されます。申告分離課税となりますので、税率は一律20%程度になります。
現時点では、過去の実績と税制面の有利さから、株式投資をメインの投資対象にしておくのが間違いないでしょう。
ちなみに、私は総資産の1%弱ではありますがビットコインを保有しています。おすすめはしませんが、数年後や十年後にどうなっているか楽しみです。
新NISAの資産推移
新NISA 成長投資枠
成長投資枠で保有している投資信託は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と、eMAXIS Slim 全世界株式です。これらの口数と基準価額、評価額、評価損益は次の通りです。
口数 (増減) | 基準価額 (増減) | 評価額 | 評価損益 | |
S&P500 | 205,407 (±0) | 27,473 (+574) | 564,314 | +64,312 |
全世界株式 | 238,413 (±0) | 23,208 (+358) | 553,308 | +53,285 |
合計 | 1,117,622 | +117,597 |
新NISA つみたて投資枠
つみたて投資枠で保有している投資信託は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と、eMAXIS Slim 全世界株式です。これらの口数と基準価額、評価額、評価損益は次の通りです。
口数 (増減) | 基準価額 (増減) | 評価額 | 評価損益 | |
S&P500 | 7,893 (±0) | 27,473 (+574) | 21,684 | +1,684 |
全世界株式 | 9,255 (±0) | 23,208 (+358) | 21,479 | +1,478 |
合計 | 43,163 | +3,162 |
総資産
2024年3月1日時点での総資産は、1,160,785円(先週比+21,324円)となりました。
今週の出来事と基準価額
今週の基準価額の推移は次の通りです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS Slim 全世界株式 | |
2024.2.23 | ー | ー |
2024.2.24 | ー | ー |
2024.2.25 | ー | ー |
2024.2.26 | 27,433円 | 23,206円 |
2024.2.27 | 27,385円 | 23,189円 |
2024.2.28 | 27,403円 | 23,206円 |
2024.2.29 | 27,391円 | 23,162円 |
2024.3.1 | 27,473円 | 23,208円 |
今週はどちらのインデックスも基準価額が大幅に上昇しました。
このまま順調に基準価額が上昇していけば気分は良いですが、基準価額が下降しようが暴落しようが、投資方針に影響はありません。ひたすらコツコツとインデックス投資を続けるのみです。