はじめに
前回のブログでは、これからブログで書いていくこと、やっていくことや、初期資産の公開などを行いました。今回のブログでは、目標の1億円に到達するためのシュミレーションを行いたいと思います。また、定期の資産報告と、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と eMAXIS Slim 全世界株式において価格変動が起こった要因について考えたいと思います。
資産1億円到達に向けてのシュミレーション
目標である資産1億円に到達できるかどうかのシュミレーションを行います。
まず、基本的な利回りについて確認していきます。基本的に、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の利回りは年率約10%、eMAXIS Slim 全世界株式の利回りは年率約9%であると言われています。この数字を用いて、まずは私が大学を卒業するまで(1年後)に合計でいくらになっているかを計算していきます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
初期投資額50万円、毎月積み立て1万円、年利10%ですので、1年後に約68万円となります。
eMAXIS Slim 全世界株式
初期投資額50万円、毎月積み立て1万円、年利9%ですので、1年後には約67万円となります。
大学卒業直前には、これらの合計135万円の資産ができている計算となります。社会人になり、月4万円を、各2万円づつ積み立てていくとすると、次のようになります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
初期投資額68万円、毎月積み立て2万円、年利10%ですので、次の通りになります。
10年後:約594万円
20年後:約2,017万円
30年後:約5,870万円
eMAXIS Slim 全世界株式
初期投資額67万円、毎月積み立て2万円、年利9%ですので、次の通りになります。
10年後:約551万円
20年後:約1,738万円
30年後:約4,648万円
この計算の通りになれば、30年後には合計で約1億518万円となり、目標の金額に届くことになります。これはあくまで月4万円積み立てるという最低目標において計算したものであり、1億円の達成時期は、最長で社会人30年目ということになります。
臨時収入があった場合は追加で購入する予定なので、より早く1億円に到達できます。
こうした数値目標をモチベーションに、根気よく積み立てを行っていきたいと思います。
30年の投資経験を持つ父からのコメント
積み立てシミュレーション
この記事のような投資シミュレーションを行うには、複利計算が必要です。
エクセルなどの表計算ソフトを使って自分で計算することもできますが、少し面倒です。それよりも、資産運用のシミュレーションが行えるウェブサービスを利用するのが便利です。
例えば、マネーフォワードの資産運用積立シミュレーションを使うと、将来の自分の資産を簡単に予測することができます。
先ほどの eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の例(初期投資額68万円、毎月積み立て2万円、年利10%)では、次のようなシミュレーション結果が得られます。30年後に約5,870万円になることが分かります。
このグラフで注目してほしいのは、前半の15年と後半の15年の違いです。
前半の15年も順調に運用益(図では利息)が増えており、15年目には、元本と積立額を合わせた金額よりも運用益の方が多くなっています。つまり、自分の資産が2倍以上に増えたということです。
これだけでもすごいことですが、後半の15年はとんでもないことになっています。前半の15年と比較して、資産の伸びが圧倒的に早くなっています。濃い青の部分が恐ろしいほど急激に伸びています。
これが良く言われる複利の効果です。複利の効果を実感するには、とにかくコツコツと積み立てを継続するしかありません。資産の伸びを感じにくい前半の15年を我慢できた人だけが、将来大きな果実を得ることができるのです。
想定利回りについて
今回のシミュレーションでは、想定利回りを年率10%としています。S&P500に長期投資する場合、過去の実績から考えても、実現可能性のある利回りです。
但し、次のことを考慮すると、10%という利回り設定はかなりアグレッシブであるといえます。
- 全世界株式の利回りの過去実績は10%を下回る
- S&P500も時期によっては利回りが10%を下回ることが十分にあり得る
しかしながら、次のことを考慮すると、想定利回りを高めにしておいて問題はありません。むしろ、投資初期のモチベーションを高く維持するためにも良いことかもしれません。
- 投資開始年齢が若く、投資期間を長く取れる
- 通常の積み立て金額以外にも追加投資の意思があり、利回りが想定を下回っても挽回できる
投資は長期間継続することが最も大切です。大きな夢を持っておくことは、その手助けになるでしょう。
新NISAの資産推移
新NISA 成長投資枠
成長投資枠で保有している投資信託は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と、eMAXIS Slim 全世界株式です。これらの口数と基準価額、評価額、評価損益は次の通りです。
口数 (増減) | 基準価額 (増減) | 評価額 | 評価損益 | |
S&P500 | 205,407 (±0) | 24,871 (+529) | 510,867 | +10,866 |
全世界株式 | 238,413 (±0) | 21,283 (+311) | 507,414 | +7,390 |
合計 | 1,018,281 | +18,256 |
新NISA つみたて投資枠
つみたて投資枠で保有している投資信託は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と、eMAXIS Slim 全世界株式です。これらの口数と基準価額、評価額、評価損益は次の通りです。
口数 (増減) | 基準価額 (増減) | 評価額 | 評価損益 | |
S&P500 | 4,108 (±0) | 24,871 (+529) | 10,217 | +216 |
全世界株式 | 4,769 (±0) | 21,283 (+311) | 10,149 | +149 |
合計 | 20,366 | +365 |
総資産
2024年1月12日時点での総資産は、1,038,649円(先週比+18,621円)となりました。
今週の出来事と基準価額
今週の基準価額の推移は次の通りです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS Slim 全世界株式 | |
2024.1.5 | 24,342円 | 20,972円 |
2024.1.6 | ー | ー |
2024.1.7 | ー | ー |
2024.1.8 | ー | ー |
2024.1.9 | 24,552円 | 21,046円 |
2024.1.10 | 24,639円 | 21,111円 |
2024.1.11 | 24,944円 | 21,339円 |
2024.1.12 | 24,871円 | 21,283円 |
1週間を通して見ると、どちらの投資信託も順調に基準価額が上がっていることが分かります。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が2.17%、eMAXIS Slim 全世界株式が1.48%上昇しています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の上昇幅が特に大きいですが、こうした状況になっている理由としては、ドルに対する円安の影響が大きいのかなと感じました。
ここから基準価額が下降しようが暴落しようが、コツコツとインデックス投資を続けるのみです。